今回は教師から別業界への転職志望動機の例文と合格のコツについて成功者にアンケートを取りましたので具体例を紹介したいと思います。
- どのタイミングで転職に踏み切ったのか?
- 志望理由には何を書いたのか?
- 書く際に気を付けたポイントは何か?
この三つに絞って書いてもらいました。
書類審査で落ちてしまうのは本当にもったいないので参考にしてください。
未経験業種のへの転職志望動機の書き方のコツと流れ
教師の世界から一般の民間企業に移る場合、過去の職歴をそのままPRし過ぎても会社の価値観と合わないことが多いです。
転職の赤本のようなものを読み過ぎてしまうと、マニュアルに影響を受けてしまい、面接官に見抜かれてしまいます。
- 別業界で何をやりたいのか?という理由を沢山書き出す
- 業界の構造と問題点を事前に調べる
- 業界内の会社の状況やポジションを事前に調べる
- 志望先で自分が出来そうなことと無理なことを書き出す
- エピソードをいくつか書き出す
まずは自己分析!できないこともきちんと探す
教師の場合は生徒の進路相談で自己分析シートの指導をしていると思うのでこれは得意分野ではないでしょうか?
- コンピテンシー(行動特性)
- パーソナリティー(性格)
この2つが重要です。転職に特化した分析だと「MIIDAS(ミイダス)」の診断はAIが自動でやってくれて楽です。
業界図鑑で状況を把握する
業界研究の段階では、業界地図で企業の置かれた状況や問題点をきちんと把握しておくのも有効です。
書店で立ち読みして全体を把握しておくと外れがないですね。ちなみに「AIでなくならない仕事と業界の将来性」についてはこちにも詳しく書いてあります。
会社の問題点を事前に調べておく
未経験であっても中途採用の場合は、何かしらメリットがなければ採用にはなりません。単に人手不足の業界もありますが、年収が高い会社は「採用した人の評価=人事評価」に結びつきますので、きちんと業界の問題点を把握することが重要です。
一般の面接マニュアルにはネガティブなことは書いてありません。SNSで希望業界の社員をフォローするなど情報収集は常にしておきましょう。
できないことを知ることも重要
一方未経験業種に関してあまりにも有能人材であるような自己PRを書いてしまうと「何もわかっていないくせに・・」と思われて不採用の可能性もあります。
できること以上に今できないことを、不得意なことは考えておくべきです。そうしないと面接時に躓いたという例が多いです。
教員時代のエピソードは聞かれるので考えておこう
転職時によく聞かれるのが、以前の業界でのエピソードです。これを志望理由書に盛り込む必要はないですが、面接のことも考えて事前に書き出しておくと良いですね!
教師の志望動機のまとめと例文
では続いて教師の前歴を活かした志望動機の具体的な例文です。
1、教師から営業職への志望動機
きっかけとタイミング
教員を大量雇用の時期にありがたく大学卒業後(22歳)新卒で教員試験に受かりました。
講師の時期がなかったので、ペースを掴めぬままあわただしく一年が過ぎ、二年目からは担任を受け持ちました。
四年生の担任でしたが、いじめや学級崩壊が酷いクラスで、保護者が学校に乗り込んできて、新任の先生に任せるわけにはいかないと、校長や教育委員会に苦情を言われ精神的に参り三年間勤めあげ退職(25歳で退職)しました。今は、営業の職種に就いています。
例文
御社を希望させていただいた理由ですが、多様な視点から、発展途上国に力を入れ事業展開を行われており、その姿に感銘し、私もそのような仕事に就きたいと思いました。前職とは業界が違います。
即戦力にはなりませんが御社に貢献したいと思っています。
目に見えて、自分の頑張りが数字となって表れる営業の仕事に魅力を感じ、社会や会社や色々な方に貢献できる営業職を希望いたしました。
また、御社では、様々な国の方とお取引があることで、日常会話でしたら、英語、中国語、を理解しております。
未経験ではありますが、これまでの経験で培ったコミュニケーション力と、先輩方の姿を参考に積極的に取り組み早期に戦力になれるように努力いたします。
ワンポイントアドバイス
自分の強み、弱みをはっきりさせ積極的に自分を売り込みましょう。
出来ない事は、出来ないとはっきり言うことで新しい転職先との相性も分かります。
弱みを隠すと、仕事の内容と出来ることの葛藤にさいなまれ、キャパオーバになるので、怖がらず、正直な気持ちを書いて下さい。
未経験の業種では、自分のポートフォリオを作り、それを会社に提出する事で、
自分と言うものをしっかりと見て貰えます。自分の強みをたくさん書きましょう。
死ぬ気で、勉強して、御社の為に働く事を強くアピールすれば大丈夫「未経験ですが、強く頑張ります」と言うことは大切です。
出来ない事は出来ないので嘘は絶対につかないで下さい。ろくな事になりません。自分の方向性をしっかりと見つけて書いて下さい
2、教師から一般事務職へ志望動機
きっかけとタイミング
教職員から事務員に転職しました。34歳の時です。私立中高一貫校の常勤講師を8年目の時です。担任はしてませんでした。副担任でした。
教員時代は部活の顧問をしていたので、平日も帰宅は20時。土日も午後休しか取れない状態で、家庭をしっかりとするためには続けられないと思いました。仕事の内容には充実しておりましたが、産休後に復帰せずに退職する道を選択しました。産休時代に自分のキャリアを見直しました。後悔はしてないです。
志望理由書の例文
教育現場で力をつけてきた、色々な子どもと関わってきた、コミュニケーション能力を生かし、色々な子ども達との生活での関わりや進路決定の相談や決断に携わってきた事によるコンサルティング能力を生かし、裏方の事務員として、色々な方々の力になりたいと思います。
テストや教材などをパソコンを使用して、何でも作ってきました。ワード、エクセル、パワーポイントを使用できます。産休中に簿記三級の資格も取得致しました。
事務員初心者ですが、今までの仕事経験を生かして、何でもやらせて頂きます。健康には自信があり、学校勤務中も一度も休んでないこと、体力と気力には自信があります。何でもとにかくやり遂げますとアピール致します。どうぞ宜しくお願い致します。
ワンポイントアドバイス
マイナスポイントは書かない。家庭との両立の悩みなどは何ひとつ話しませんでした。新しい業界ではとにかく新人なので、腰を低くし、話を良く聴き、自分自身の発言にもとにかくやる気がある事をアピールしました。
「とにかく事務員の仕事がしたいとアピール」しました。私の場合は教育現場で使用していたパソコンの細かい話や、生徒との付き添いの進路先の話なども深くしました。
親御さんとの関係も聞かれたので、色々な親御さんの大変な話、対処の仕方なども聞かれました。
何がポイントになったかは良く解りませんが、プラスイメージはなんでもポジティブにアピールするのが良いかと、教師は世間知らずと思われがちなので、そこも勉強して、他業種の方に相談もしたほうが良いのではと思います。
3、教師から産業カウンセラーへの志望動機
きっかけとタイミング
教師から産業カウンセラー業界へ転職しました。タイミングとして、5年目でした。まだ当時は20 代で教職が長時間労働だったことと、ストレス社会をどうにかしたい対応したいという思いで資格だけは持っていたので、産業カウンセラー業界へ思い切って転職しました。
教師の仕事は担任・部活動の顧問・学校行事のサポートなど、教師の業務は多岐にわたります。ポジションや契約形態にもよりますが、業務範囲が曖昧になりやすく、長時間労働になることもあるようです。
志望理由書の例文
志望理由は、貴校の「グローバル人材の育成」という教育方針に強く共感したからです。すでに突入しているグローバルな社会。自分も教師として働く中で、グローバルな社会において、生徒のどのような能力を伸ばしていくべきか、そのためにどのような考え方が必要なのか、ということを考えながら授業を行なってきました。
答えのないものから最適な答えを導ける力が大切かを学びました。これこそ私が今まで意識してきたものです。この指導の仕方は必ず貴校でもいかせると考えています。
また、学校内でよく起こる問題である深刻ないじめ、暴力、不登校、学力低下、グローバル化、英語教育などの教育に対して、熱意を持って積極的に取り組んでいきたいです。
ワンポイントアドバイス
転職先への志望動機を書く際のコツや注意点としては、学校単体やあなた自身のことだけでなく、教育全般への関心・見解を述べられるようにしておくことも重要です。
いじめ、不登校、SNS、英語教育、IT教育、学力低下など、近年話題に上ることが多い事柄について、改めてメディアや書籍で情報収集しておきましょう。
俯瞰的なものの見方というのは評価されます
人を教えた具体的な経験などに関連付けて「だからこの会社で働きたい」というアピールをしましょう。
4、教師から児童館職員への志望動機
きっかけとタイミング
教職時の年齢は23歳で教諭として地元の小学校に勤めました。しかし日々多忙で体調が優れなくなったことや、同僚とのトラブルが重なり、退職することを決めました。
退職して半年ほど休養し、気力が回復した頃に転職先を探し始めました。教育関係ではない仕事に就くことも考えましたが、子どもと関わることが好きだったことや、教員免許を生かす仕事に就きたいと考えたため、児童館職員へ応募することにしました。1月に採用試験がありました。
志望理由書の例文
私が志望した理由は、一つ目に子どもと関わることが好きだからです。また、子どもとの関わりの中で子どもの個性や能力を最大限に引き出してあげたいと思っているからです。
二つ目に、私自身小学生の頃児童館に通っていたため、児童館は楽しくて安心できる場所だと感じていました。
そのため、子どもたちが安心して楽しく通えるような児童館を目指したいと思ったからです。児童館に来る子たちは、保護者の方が仕事で忙しく、大人に構って欲しいという子多いと思います。
そうした子たちの気持ちに寄り添って、その子の立場になって考えられる職員になりたいと思います。知識も経験も少ないですが、子どもたちと共に成長し、自己研鑽していきたいと思います。
ワンポイントアドバイス
志望動機を書く際のコツは、本に書かれてあるようなありきたりなことを書くのではなく、実体験を踏まえて書くことが読み手を惹きつけるポイントだと思います。
その中で、「自分はどうしていきたいか、どう役に立つことができるのか」というアピールポイントも織り交ぜながら書くことがいいです。
書かない方が良いことは、転職した理由を事細かに書く必要は無いと思います。
もし採用側でもっと知りたいとなれば面接時や面談時に聞いてくると思うため、志望動機の中には含めなくて良いと思います。
ここでぜひ働きたいという熱意が、読み手に伝わることが大事ですが、同じことを何度も繰り返さず、一つ目は・二つ目はというように順序立てて書くとまとまった文章になると思います。
5、教師から医療業界への転職志望動機
きっかけとタイミング
教職から医療業界へ転職を行いました。時期やタイミングは自分が交通事故に巻き込まれ従来通りの教職の実務をこなせなくなったことが大きかったように感じます。
28歳ごろのことでした。教職の仕事にも慣れ面白さとやりがいを実感していた日々でしたので、当時ショックは大きかったです。
医療業界に転職したのはやはり、事故後病院に通院しなければならない状況下におかれたことの影響を強く受けたと思います。今までは、医療業界は自分とはかなり離れた世界だったものが身近な世界となったともいえると思います。
志望理由書の例文
教職についていたころ、同期や職場でメンタルヘルスの調子を崩される方を度々みかけました。
教職は人と深くかかわりあい、時間で切ることのできない業務も多々あります。そして、生徒一人と向き合うだけではありません。
その生徒にかかわる保護者やその家族ともかかわることを求められます。そのため身体だけでなく精神的な負担や緊張を強いられる場面も多々あります。
身体的には元気なもの精神的な疲労が蓄積するといくら健康であっても業務を継続することが難しくなります。
その葛藤やアンバランスな部分をぜひサポートしたり問題が大きくなる前に未然に防ぐことができないかということを考えることが増え、自分が通っている病院から医療業界のメンタルヘルスの分野に興味を抱くようになりました。
ワインポイントアドバイス
医療業界に携わっている方のほとんどは専門資格を持っており、高校生時の進路決定時から医療の道に進むことを考え取り組んできた人たちばかりです。
途中で転職された方の話を聞くことはありますがそれは、とても珍しいことです。
技術、経験の面でそういった方々と比べたり、自分ひとり周りと違うというのは見えないプレッシャーや白い目で見られることも多々ありますが、逆に自分にしかないストロングポイントを考える必要性を痛感しましたし、徹底的に考えなければなりません。
自分の信念を書くとともにいつでも謙虚にそして自分からも学ぶ姿勢、周りから教えてもらう姿勢を貫くことが重要です。
厳しい場面にも遭遇することは多々ありますが、本当に尊敬できる方々とも出会える機会になります。
6、教師から製薬会社の営業への志望動機
きっかけとタイミング
製薬会社の営業への転職いたしました。教職時は31歳で、学年の担任をしておりました。時期としては子供が二人目が産まれた事、そして一人目が小学校に入学するとなったときに、転職を考えた際に、製薬会社にいる学生時代からの友人に誘われた事をきっかけにして転職しようと考えました。
なぜそのタイミングかと申しますと一言でいうと給料面と福利厚生面の充実さが足りないと感じ、紹介いただいた業界との差を知った時がお金がかかる時期と重なったため、転職を致しました。
志望理由書の例文
この度志望させていただきました理由とては、教員の時の経験が御社で役経つと感じた事、また御社で働く事で多くの方々に貢献できると感じ入社を希望しております。
私の経験ではございますが、教員は子供たちの将来への希望を示すものだと感じております。
医療業界の皆様は患者さんのQOLはもちろんですが、そのご家族のQOLもしっかり考えている事から同じく予後含む将来への希望に順じていると考えております。
また、教職と言うのは非常に体力とマルチタスク作業を有する仕事であります。この点も製薬会社の営業であるMRの方々と非常によく似ていると感じております。
体力と、そして多くの事をこなす能力は教員時代に多くのクラスを受け持った経験から御社に貢献できる人材だと考えており、それがまた患者さん含む医療関係者に求められると考え、御社を志望させていただきました。
ワンポイントアドバイス
医療業界の営業はMRです。MRを志望される方がおられましたら、理想論だけの話はやめておいた方が良いと思います。
「患者さんに貢献できる」という点は確かに聞こえはよいですが、実際は営業面が強いため、その点を強く推す必要があります。
製品を売ることが出来る営業能力が高い点とつながる事をしっかり伝える事が出来ないと、この業界を理解していないと感じられます。
数字に対して意識が高く、且つ患者さんのことを考える医療人である事にポイントを絞ってから志望動機を書かれることが良いと思います。
7、大学の研究職員への志望理動機
きっかけとタイミング
中学校理科教員から、大学の研究支援員へ転職しました。転職時期は、採用から10年目の年度末、32歳の時です。当時は2学年担任、バレー部の顧問をしておりました。また、同じ学年団には初担任の方も多く、その指導役も担っていて多忙を極めていました。
転職の理由は、家庭との両立のためです。
当時育休明けということで、校務分掌の負担は減らしてもらえたのですか、担任と部活の顧問をしている以上早く帰るためには相当努力しなければなりませんでした。
休憩を一切取らず猛烈に事務作業や課題チェック、丸付けをこなしていました。それでも生徒指導が入ってしまうと、保育園のお迎えは絶望的です。これでは続けられないと考えました。
志望理由書の例文
私は世のため人のために役立つことを創り出していくことにやりがいを感じるため、研究支援員になりたいと強く思うようになりました。
大学では生物学を専攻し、卒業研究ではモノクローナル抗体の作成法を研究しました。その際細胞の取り扱いや培養、無菌操作について技術を習得しました。
また、前職では、理科の教員として日常的に実験業務に携わっておりました。授業計画に沿って段取りを考え、器具の準備や片付け、薬品を計画的に準備していた経験は研究支援員の仕事でも生かいていけると考えます。
そして、〇〇大学の〇〇研究室が研究している〇〇の技術が今後日本だけではなく世界のイノベーションとして求められる可能性があると感じ、私も研究活動を通してその開発に貢献していきたいです。
ワンポイントアドバイス
自身がなぜその業界を志望したか、そして大学で学んだことや前職での経験をどのように活かしたいかがきちんと説明てきると良いと思います。活躍したいイメージが書かれているとなお良いと思います。
特に教員の仕事場合、転職する業界の仕事内容とどのように関連付けできるか悩ましいところですが、学級経営や部活動の指導、教科指導などを、伝え方によっては相手に興味を持ってもらえる内容にできると思います。
例えば、学級経営を行う上でどのようなことを目標に掲げ、生徒に働きかけたのか、その結果何割の生徒がどのように変容したのか、どのような行動を取ることができるようになったのか。
ご自身の指導の成果を具体的に説明できるといいですね。
8、教師から人材派遣会社への志望動機
きっかけとタイミング
5年半勤務した職場を退職し、祖母の介護が落ち着いた2月の終わり頃ににサービス業界(人材派遣事業)に転職しました。
教職時の年齢は28歳で、クラスの補助、事務処理担当でした。勤務期間中に祖母の体調が優れなくなった為、退職する方向で考えていました。
年度途中で退職したくなかった為、約1年前に申し入れ、承諾していただきました。
3月の退職予定でしたが、1学期の終わりまでと相談がありました為、7月末での退職になりました。
志望理由書の例文
幼少期から先生になりたいという夢をもっていました。
実際に就職が決まり、勤務が始まった時には、夢が叶ってとても嬉しかった半面、理想と現実の差を感じました。
2年目以降は、クラス全体だけでなく、一人ひとりに目を向け、子どもらしさを大切にした教育を行うことができるようになりました。
祖母の介護があり退職しましたが、取得した免許は無くなるものではないので、一旦別の業界に目を向けるのも良いかと思いました。
別の業界で人と関われる仕事を探し、企業と求職者の架け橋となる派遣会社に興味を持ちました。
これまで子どもを相手に関わってきた為、不安もありましたが、相手の気持ちに寄り添って話をすることができると思い、応募致しました。
ワンポイントアドバイス
教師も人材派遣事業も人と関わる仕事なので、コミュニケーション能力が大いに活かせる職場です。
教師は子どもを相手に接する仕事ですが、派遣会社は企業(お客様)、スタッフ(派遣会社が雇用)を相手にする仕事です。
自身のコミュニケーション能力をアピールするとプラスになります。保護者への対応方法も記入すると良いかと思います。
私が転職した会社は、パソコンを使った作業もありました為、採用していただいた際にはスクールに通い、スキルを身に付けることを約束しました(パソコンの入力が得意ではなかった為)。
万が一、応募資格に当てはまらないものがある時は、どのように対処する予定かを記入すると今後のビジョンが見えるので採用担当者も分かりやすいと思います。
4月~3月を1年と捉えられている為、年度途中で退職した場合、面接の際に質問されると思いますので、答えを用意しておくと良いかと思います。
ただし、年度途中で退職した理由がネガティブなものでしたら、記入しない方が良いです。
9、教師から一般総務の志望動機の例文
きっかけとタイミング
幼稚園教諭から一般企業の総務事務へ転職しました。教職になり3年目で翌年からは副主任のボジションを打診されていた23歳の時でした。
教諭として3年の実務を担当しクラス担任としての評価も高い方でしたが、何か物足りなさを感じていました。
教諭のまま仕事を続けるか結婚で辞める人の2択の人が多い学校だったのでその2択に入りたくないと当時は真剣に考えていました。2年目で転職を考えた時は、もう一度考えるよう同期に言われたので一年経過した3年目に転職をしました
例文
社会人となり初めての職場が学校法人の幼稚園でした。一般社会とは異なる業務内容でこのままで一生、保育の場での常識しか知らない事に不安を覚えていたので3年で転職を決意しました。
一般企業に勤める友人と教諭のとしての立場の違いや、考え方、一般常識の認識の低さに違和感と覚えていたので、できるだけ若いうちにより広い世界で学びたいと思い行動に移しました。
仕事でPC,を使う業務が少ない事や、使いこなせない先輩の姿に不安を感じ、これからの社会で生きて行くには教育の現場はあまりにもIT化が遅れている事を常々感じていました。
職場にあるPCのバージョンも古く学校として投資をしていない状態だったので教諭としての将来が見えなくなりました。
ワンポイントアドバイス
教育の現場で学んだ事をこれからどんな風に生かしていけるか、転職先で自分が持つ能力でどれだけの貢献できるか書く事が大切だと思います。
私は総務部に入社をしましたが事務の経験がなかったので、自分の人間性をアピールしました。これまでのボランティや活動や、教諭として地域の自治会での活動を細かく話し伝えました。
またPCのスキルについてエクセルやワードはスクールで勉強しある程度のIT技術を習得していたので採用されたと思います。
その転職先が自分に何を求めているのかリサーチしそこに答えれるよう用意しました。また教諭として父兄や同僚とのコミュニケーションの経験をアピールした部分は評価されたと思うので強みとして使えました。
10、教師からSEへのの志望動機
きっかけとタイミング
小学校教員からSES業界へ転職しました。教員は新卒から5年間勤めていましたが、結婚・転居のタイミングで2018年4月に転職しました。
転居先の自治体で採用試験を受けなおすことも考えましたが、地方から関東への転居で、せっかくならば会社勤めをしてみたいと考えたことがきっかけです。
複数の派遣会社に登録して、まずは一般派遣の事務職として9か月間勤めました。
事務職の傍ら転職サイトに登録してフェアに足を運び、2019年1月にSES企業の正社員として採用されました。
客先常駐派遣としてヘルプデスク業務の後、本社で新人教育を担当しました。教員を辞めた当時は27歳、正採用のクラス担任でした。
例文
四年制大学卒業後、小学校教諭として新卒から5年間勤めました。子供たちの笑顔に囲まれやりがいのある仕事として勤めておりましたが、結婚・転居を機に、仕事と家庭を両立できる仕事を探していました。
貴社の「コミュニケーションを大切にする」という企業理念に魅力を感じ、志望いたしました。
教員として教職員や保護者・地域の方とこまめに連携しながら業務にあたってきました。
保護者の方からは、小さなことでも丁寧に連絡してくれて安心できるというお言葉をいただいたことがあり、コミュニケーションの大切さを身に染みて実感することができました。
教員という仕事を通して培った責任感とホスピタリティを存分に発揮して業務にあたりたいと思います。
ワンポイントアドバイス
SES業界は未経験可の募集がそれなりにあります。他の教職員と連携して行ってきた業務、保護者への連絡業務について具体的にアピールすることで、未経験でも新しい職場でコミュニケーションをとりながら仕事ができる人材として見てもらえます。
毎日・毎週・毎月行っていたタスクを書きだすことも大切です。
教員経験のない人は、教員の仕事は案外わからないものです。毎日宿題・授業プリントを作成していたこと、毎週学級通信を作成していたこと等を書くことで、マルチタスクでも期日を守った仕事のできる人だと受け止めてもらえるでしょう。
学習発表会・運動会主任や、研究授業・総合学習の企画・実践経験があれば、それも具体的に書きましょう。
スキル面では、Excel関数、マクロ、VBAの使用経験、PowerPointで資料を作った経験があればアピールしましょう。
関数は具体的な式、マクロやVBAはどういったことができるファイルか、PowerPointは用途と作成枚数・頻度を書きましょう。ネットワークに関する知識・経験もアピールポイントになります。
反対に、見たことがあるけどよくわからない・使いこなせないようなスキルを「○○のスキルがあります」などと書かない方がいいです。
採用面談でつっこまれ、人事の方に経験の浅さを見破られます。できるように見せかけて本当はよくわかっておらず、タスクを抱えて期限内に完了させられない人は信用を得られませんので、避けましょう。
11、教師からコールセンターの志望動機の例文
きっかけとタイミング
■転職した業界について
転職した業界は、接客業です。接客業の中でも私が転職したのはコールセンターです。
コールセンターでは契約社員の立場ですが、副業に力を入れたく思ったことから、この業界への転職をしました。
■転職時期について
転職した時期は、今年度(2020年4月)です。
そのため、教職員としての任期が終了する3月31日(昨年度)で退職しました。
■職員時の年齢と立場
転職時の年齢は26歳です。教職員になったのは23歳の時で3年間、現場に勤務していました。
立場(ポジション)としましては、県立高校の臨時講師でした。
教職員になったときから数年で退職するつもりで勤務していました。
例文
御社で働くことで経験、スキルを身につけたいと思い志望いたしました。
接客スキル、プロジェクトを管理するスキルを身につけることは、今後あらゆる業界でも、求められる必須のスキルだと思っています。
そのため、私自身の経験により御社に貢献しながら、あらゆる経験をこの業界で積んでいきたいと思っています。
一人一人のお客様と向き合いながらも、プロジェクトの管理者としても、私自身のこれまでの経験を活かせると自負しております。
教職員として、生徒と向き合ってきた経験があり、なおかつITに関する知識も持っています。
そのため、お客様にはわかりやすい対応を心がけ、高いパフォーマンスを誇るプロジェクトチームを育成していくことができます。
是非、私自身に経験を積ませていただき、同時に御社及びお客様に貢献させてください。
ワンポイントアドバイス
自分の経験が会社にとってどのように貢献につながるかを伝えることに重点を置いて書いています。
また、会社への貢献はお客様やクライアントへも貢献することが重要になるため、お客様などへどのようなメリットがあるのかも意識しています。
これは、「どのように求職者が貢献できるか、また、その貢献できる根拠にはどのような経験があるのかを会社側は知りたいのではないか」と、私は考えているため、その辺りのことがわかってもらえるようにしています。
しかしながら、どのような経験やどのようなスキルがあるのかについては、あまり詳しいことは書かないようにしています。
これは面接時に、その点について質問してもらえるようにするための工夫となります。
こうすることで、面接時の話が深いものとなります。
気軽にどうぞ♪