今回は民間の一般企業から塾講師に転職した人10人に実際のどのように境遇が変わったのかリアルアンケートを取りました。
こんなに離職率も高くブラックと言われている業界なのですが・・やはり子供と共に成長できる環境は魅力があるのだと思います。
ただ、以前の職場に比べると待遇の悪化と深夜の仕事で体調を崩すなんていう意見も見られたので是非とも慎重に検討して欲しいです。
若いうちは中高生と混じって楽しく授業できても40代、50代になると途端に厳しくなるのがこの業界の真実です。
そこも注意して転職者の声を聴いてください。
一般企業から塾講師に転職して起きる変化について
食品会社から塾講師の正社員に転職したケース
元々は食品会社の営業をやっておりました。現在塾講師になって3年目になります。教室長と私だけの小さな塾ですので小学四年生から中学三年生を二人で担当しております。少人数制のクラスで一学年十人前後のクラスです。主に数学と英語を担当しております。
元々自分が通っていた塾でアルバイトをしていました。人に教えることは好きですし、アルバイト時代はかなり楽しかったのでどっぷり働いていました。
ボランティアとして授業のない日にもプリントの採点をしたり、問題を作ったり、自習室の見回りをしたりしていました。
しかし、少子化等でこの仕事を本職にするつもりはなく、就職活動をし、民間企業から内定をいただきました。教室長からも残ってくれと懇願されましたが、ずっと安定した給料をいただける保証もありませんでしたので民間企業に入社しました。
しかし、一度味わってしまった子供への愛情と教えることの楽しさを忘れることはできず、アルバイトでお世話になっていた塾への再就職を決意しました。
待遇は民間の方が良い
待遇は完全に民間企業のほうがいいと思います。給料もそうですし、休みの数も圧倒的に民間企業の方が多いです。年収では半分以下になりました。
休みも民間企業では土日とお盆やお正月休みがありましたが、塾では週休1日でまとまった休みはゴールデンウィークしかありません。
お正月も受験準備の大詰めを迎えておりますので1月2日から授業があります。休みは少ないですが1日の働く時間は減りました。
民間企業では接待などもあり夜遅くまで商談や会食がありましたが、塾では15時前後から22時が定時で残業もほぼありません。夏期講習等は一日中ありますが。メリットとしては教室長と二人しかいないのでへんな会社のしがらみ等はありません。
本当に子供が好きならあり
本当に好きな人ではないと続かないと思います。アルバイトで教えていた時には経営などについては一切考えず授業だけをしていればよかったですが、正社員になり、生活のために儲けていかなければなりません。
生徒や親御さんに他の教科を受けるよう進めたり、教材を進めたりとやることは様々です。
それでも私は生徒が好きですし、教えることが好きなので何とか続いてますが、年々生徒の数は減っています。これからの将来を考えると私はお勧めはできません。
民間企業でしたらたくさんのしがらみや、人との政治を無視すれば安定した生活は約束されていると思います。
最近学生の友人に塾講師に転職したと伝えると「変わり者だね」とよく言われます
。自分でも何故この選択をしたのか疑問ですがただただ好きということです。変わり者しかできないことだと思います。
IT企業を辞めて塾講師になったケース
もともと教員志望で大学で教職の資格は取得しましたが、大学時に田舎から都内に出たことでそれまで無かった職業が世の中には溢れていることを知り当時さきがけでもあったIT業界に飛び込みました。
その後10年近くITの広告代理店で働き、マネージャーにもなりましたが、自分はやはり教職に就きたいと思い、教員を目指すことにしました。
転職先は大手学習塾で、教員として国語の授業と、教室運営を行っています。副教室長の立ち位置です。
勤続年数は4年となります。
一時は教員採用試験を受けようかとも思いましたが、教える自信はあったものの、やはり10年くらいブランクがありましたし、かといって試験勉強にさけるほどお金のゆとりがあるわけでもなかったので、塾講師で少しでも生徒と関われればと思い、塾に絞って採用活動を行っていました。
経験があるわけではなく、異色の経歴だったようでなかなか採用をもらうことができなかったのですが、それでも諦めずに応募を続け、何とか縁あって今の学習塾に内定をいただけました。今では生徒に教えつつ、塾経営も行いながら保護者との連携なども行っています。
先生と呼ばれてびっくり
そもそも学習塾といえども、生徒からの呼び名は「先生」です。IT企業ではマネージャー職についていましたが、先生と呼ばれることはありません。
生徒だけでなく保護者の目も絡んできますので、そのあたりの意識改革は、民間企業では感じ得られなかった部分かと思います。
生徒の成長や、合格した時の喜びは、大金を受注するのとはまた違った喜びがあり、その人生に携われるのは最高だと思います。
ただ一方で、常に保護者や生徒の目を気にしなければならないというのは、非常に気が引き締まり、自由がないとも言えます。
たとえば、近所で外食するにも生徒がいるかもしれません。道路を一つ渡るだけでも、模範となる行動を意識することは、苦手な人には大変かなとも思います。
一度は民間で働くべき
私は教員を目指す頃から、教員は皆一度民間企業に就職した方が良いと思っていました。
教師は教師しか仕事内容を知らない人が非常に多く、それが凝り固まった考えを生むと考えてもいます。
そのため、教員3年目くらいまでは毎年1週間程度の民間企業への研修に出た方が良いと感じていました。
事実、私は民間企業を経て塾ですが教育に携わる職業についていますので、結果的によかったと感じています。
他の職業を行う中で見えてくる景色もあり、それがまた教育に対してプラスに働いていると思っています。
ただ、もちろん民間企業からの塾講師は採用までにハードルが高いことは事実です。私も何社も面接に落ちました。
とはいえ、同じような立場の方がいるのであれば、是非諦めず、何度でも採用されるまでチャレンジしてほしいと思います。
民間企業から塾講師を目指すのは、私は非常にお勧めですし、それが結果として良い教育につながると信じています。
SEから塾講師に転職
元々はIT企業でSEをしておりました。システム保守を全般に行っており、チームリーダーを含めて5人のチームでした。
夜遅くまで仕事のことも多々ありましたがやりがいはありました。現在は中学1年の英語を担当しています。
民間企業に入社した理由は、形に残る仕事がしたい、自分のやった仕事が成果に直結する仕事をしたいと思って入社致しました。
実際に仕事をしていくうちに感じたことは「システム保守という仕事のため、思ったように自分のやりたい仕事ができない」といことで、歯がゆい気持ちで毎日を過ごす日々でした。
そんな悶々とした日々の中で転職サイトを見ることが増えました。
- 元々教える事が好きということ。
- セブ島に英語留学した経験があり、英語が好きだったこと
- コミュニケーションをとることが好きだった点
これらが塾講師の転職志望の理由として大きいように感じています。
採用までは、学習塾を何社か受けることとなりましたが、人の良さと、こういう人になってみたいという方がいらしたので今の塾に決めました。
塾講師と民間企業で感じたメリット・デメリット
まずは民間企業についてです。民間企業のいい点は、はっきり就業規則等のルールが決まっていたことが大きいです。
残業代もしっかり出たことによって、残業が多くあったにせよ、働きがいを感じることができました。
デメリットとしては、自分のやりたいことができず、成果が見えづらかったという点です。
勿論なくてはならない仕事ということは分かっていますが、どうしても自分の成果がはっきりしませんでした。
塾の最大のメリットは、生徒の成長が目に見えて分かることです。また人と人とのコミュニケーションを大事にできる点も塾講師ならではの魅力だと感じています。ただ、デメリットとしては、大きな塾ではないので、就業規則やルールがはっきりしていない点が挙げられます。
ワクワクを忘れずに
まず、自分の夢はなんであったか、毎日ワクワクして過ごせているか自分に問いかけることが大切だと思います。
人生長いようで、短いです。自分の好きなことをやることを諦めないでください。また先延ばしにしないほうがよいのではないかと個人的な考えですが思います。
ただ「塾講師という仕事は生半可な気持ちではできない」なという想いも民間企業を体験しているからこそ思うのです。
生徒対先生という真剣勝負が毎日続きます。民間企業のように上司が最終責任を負ってくれるという環境ではありません。
先生として、最大限生徒のために力を尽くす。日々緊張感がありますが、やりがいは民間企業の数倍あります。自分の信じた道を、深く考えながら進んでいくがいいのではないかと個人的には思います。
大手メーカーの営業職から塾講師に転職
元々は民間企業(東証一部上場企業)のメーカー勤務でした。職務は法人営業で入社して約10年以上ずっと続けていました。
現在は塾講師でまだ見習いのため、中学1~2年の受験前の学年の子と個別授業形式で担当しています。
民間企業で勤務しているときからずっとこのままでいいのかという疑問を持ちながら仕事をしていました。
営業をしており人と話をするのは楽しいと感じていましたが、やはり自分が売る商品に興味が持てないままで「これを売っても自分の身には何も良いことは無い」という風に感じてしまう日々でした。
元々、学生時代にバイトで家庭教師をしていたのですが、その時の学生との会話の楽しさや、成績が上がっていくことの達成感の方が大きく感じられて、懐かしむことが多くなっていたため意を決して転職に踏み出しました。
それまで営業の仕事しかしていなかったため、私に務まるかどうかはとても不安でしたが、転職先の塾はその熱意だけでもかっていただきスムースに採用を決定していただきました。
給料は半分になったがやりがいはある
個人経営の塾の為、以前勤めていた上場企業と比べると、待遇についてはやはりどうしても見劣りしてしまいます。
給料も約半分に減りましたし、福利厚生も以前ほど厚くはなく、今後に少し不安感を持っていることは事実です。
ただ、当時の会社はノルマや予算に追われて家に帰ってからも休まった気がしませんでした。
今も生徒の成績向上という数値目標はもちろんありますが、一緒に頑張っていくというやりがいが感じられるのであまり苦にはなりません。
また明日も頑張ろうという気持ちで寝ることが出来るようになったのは本当に良かったと思います。
後悔という点では、以前の会社の同僚や後輩先輩たちとの繋がりを絶ってしまったことです。
退職時に、なんだか気が引けてしまい仲が良かった方たちは連絡先は知っていましたがその後連絡することもなくなってしまいました。
今も民間で働いている方たちの話も聞ければ子供たちにもいろんな話ができるのになと思っています。
10年後に転職しても遅くない
もし、迷っていたり、未練があるようであれば、一度立ち止まって考えたほうが良いと思います。
私の場合は、社会人になって10年たってもまだその熱意があったため思い立って転職に至りましたが「単純に今の会社が嫌だ」という事だけだと、あとで後悔する可能性が高いのではと思います。
また、個人経営の塾ですと収入もそれなりですので、経済面をある程度我慢できる方でないと難しいと思います。(私は独り身ですし、それほど贅沢したいとも思わないので全く差し障りないですが。)
ご家族がいらっしゃるかたであれば、きちんと家族とも話し合ってどうして転職したいのか、どうしていきたいのかという事ときっちりとお伝えして家族の支援を得た方が良いと思います。
ゲームセンターのスタッフから塾講師に転職
社会人になって10年以上になり、中学高校の英語の教員免許状を取得しております。元々の職業はゲームセンターでのスタッフでした。
現在のポジションは副教室長です。担当学年は小学から高校までと、受験対策です。担当教科は英語に限らず、全ての教科を生徒ごとに担当します。
元々大学に行った理由が、教員免許状を取得することでした。
その一方で、ゲームやアニメといったサブカルチャー文化も好きで、ゲームセンターやアミューズメント施設でも働いてみたいと思っていました。
なので、最初からどこかのタイミングでゲームセンターは退職し、教育関係に転職するつもりでいました。その転職で、仮に国公私立の学校の先生にならなくとも、教育系なら必ず教員免許状は武器になると思っていました。
実際転職の際の書類選考や面接のとき、前職がゲームセンターだと説得力がありませんが、やはり教員免許状を持っていると証明できると、流れが非常にスムーズでした。
苦労面としては、教育現場は常に即戦力を求められます。就職してから学習指導要領を勉強していては遅く、前職の段階でも常に勉強しておく必要性がありました。
もちろん、転職の際には義務教育のテストもあるので、良い点数を取らなければ採用には至らないと思います。
責任が重いがやりがいはある
待遇の変化は、転職の際にどの条件を選ぶかにもよりますが、中小企業よりも名の知れた企業の方が給与面は優遇されます。
そして環境変化のデメリットとして当たり前にあるのが残業や時間外準備で、授業の準備は就業時間内に終わらないことも多いので、プライベートに少し食い込みます。もちろん、残業手当てといった範疇ではありません。
民間企業の業種にもよりますが、学習塾や教育現場では、責任感が重大だと感じられます。
例えば塾で自分が担当の生徒さんの成績が上がらなかったり、まして志望校に合格出来なかったとすれば、その責任は自分に直接降りかかってきます。
会社側としても、これほど従業員の点数を付けることが簡単な職種は他に無いと思います。
また、生徒さんも個々に考え方や理解の仕方が異なるため、マニュアル通りの説明や参考書をコピーしただけの説明では、なかなか思い通りにいきません。
民間企業では、その日の業務をただこなせば良かったのですが、教育現場では常に自分のスキルや知識の向上が求められるのがプレッシャーです。
しかしその反面、自分の成績ややってきた努力が目で見てわかるので、他のどの職種よりも達成感を抱けるのがメリットです。親御様からの感謝も絶大で、教師冥利に尽きるという言葉がありますが、まさにそれを痛感できます。
即戦力が重要なので覚悟して欲しい
現職の就労後やプライベートの合間で、時間を決めて勉強しなくてはなりません。繰り返しにはなりますが、教育現場では常に即戦力を求められております。
転職が決まってから勉強していては遅く、担当学年の問題は全て解けて当たり前であり、応用問題もわかりやすく解説できる状態であるべきです。
現場では、同じ教え方でも伝わらなかったり、塾で良い点を取れても学校のテストで悪い点を取ってくる子もいたり、個別にどうすれば理解してくれるのかということに悩んだりします。
ただ、それらをやった分だけ達成感があり、その嬉しさは他では味わえないほどです。
辞めた方がいいことは、思い込みはNGです。算数や数学の公式は再確認は必須だったり、中学英語では筆記体の英文字を書いた時点でアウトです。
そういった細かい思い込みをなくし、しっかり正解を教えられるように準備が必要です。転職の際の志望動機、「私は教育関係の仕事がしたいです!」は、テストをすればその熱量がわかります。
保険会社から塾講師に転職して死ぬほど後悔
早稲田大学の文学部を卒業し、新卒で大手保険会社に入社して8年間務めていました。
現在は中学受験の名門の塾で10年間、小学4年~6年の国語を担当しており、今の校舎の5年生の主任講師というポジションをしています。
上司のメチャクチャな指示や、出世組の出来レースの社内人事など、理不尽な事が多々あり、入社8年目に転職を考えました。
転職にあたっては自分の経験や資格、性格などを改めて分析しました。
大学の頃に塾の講師をしていたことや、教員免許を持っていたこと、教えることが好きだったということもあり、塾講師が適任との判断し、就職先を探し始めました。
転職エージェントサイトに登録するとすぐに大手塾からの紹介の連絡があり面接の手配をしてもらいました。
それなりの大学の文学部を出ており、エージェントの尽力もあったのか、採用はスムーズでした。
ただ、6ヶ月は研修も兼ねた試用期間ということで、給料は時給だったため、大幅な給料ダウンとなりました。
民間企業、とりわけ大手の企業は社宅が完備されていたり社内預金の金利がメチャメチャ高かったりして福利厚生面が相当充実していました。
塾講師は社宅などもないため、自腹でアパートを探して住んでいます。
「塾講師なら授業が終われば帰れるし、残業も少ない」と思っていましたが、大間違いでした。
16時からの授業開始にも関わらず13時に出社し会議をやったり、ただ授業で教えるだけでなく保護者からの苦情の電話対応や、子どもたちが事故に遭わないように誘導するといった雑務もしなければならず、夜21時に授業が終わってもやることが山積みで終電近くなることも当たり前です。
土曜日やGWも授業で潰れ、振替休日もありません。にも関わらず給料は半分くらいになりました。後悔しかありません。
安易に塾講師を選ぶのは辞めておけ
なぜなら、民間企業は営業・人事・経理・企画・事務など、様々な仕事があり数年ごとにローテーション(異動)があるため、都度新鮮な気持ちで仕事ができるし、部署が変わるたびに新たな業務を覚えることになるので、自己成長することができます。
一方、塾講師は基本的に同じ科目を延々に教え続け、かつ毎年ほとんど教材も変わらないため、同じことを繰り返し繰り返し教えるだけの単調な仕事です。
同じことをするので新鮮な気持ちで仕事ができるわけでもないし、自己成長もありません。
どこに勤めても何かしらの嫌なことはあり、100点の会社なんてないと思います。
民間企業であれば数年の辛抱です。数年後部署が変わり気持ちをリセットできるので、我慢してでも民間企業に勗めていたほうがいいですね。
製造業から塾の契約社員に転職
電話機を製造している1部上場企業の関連企業で商品の保管・配送作業を担当していましたが、県内でも有名な学習塾に契約社員として転職しました。
集団授業と個別授業の教室があり、そのうちの個別指導の教室の教室責任者として6年勤務していました。
主に学生講師が授業を担当して、その学生講師の指導や教室管理全般が教室責任者としての業務内容です。
志望した動機は、学生時代に最初に始めたアルバイトが塾講師だったのと、教員免許を持っていたからです。
元々高校の教員志望だったので人にものを教える職業に興味があったのと、転職を考え始めた時にその学習塾の契約社員・正社員募集の求人広告が掲載されていたのがキッカケです。
試験は、最初は国数英の3教科の試験と面接を行い、最終面接として社長面接がありました。
社長面接でも自分が大学院時代に研究していた夏目漱石の作品をその社長も好きだということで面接での話しが盛り上がりました。
当時は結婚していなかったので正社員採用ではなく契約社員採用でスタートするという話しでしたが、給与面なども前職より高くやりがいがあると思ったので転職しました。
売り上げ重視の教育に後悔を覚える
集団授業の教室部門と個別部門で部門が分かれていたのですが、個別部門の責任者が癖が強い人だったので、その上司に好かれるかどうかで評価が決定するということに入社数年目で気付きました。
「仕事の成果でなく、売り上げ面でだけの成果しか評価されなかった」ので、裏方業務が多かった自分には不満が溜まってしまいました。
生徒の成績を上げることと教室の売り上げをあげることがイコールにはならなかったのが、この仕事の難しいところだと思います。
教室に入れば社員は一人なので仕事の成果も目に見える金額という形でしか評価されないのがこの職種のデメリットだと思います。
上司がもう少しきちんとした人であれば違っていたのだと入社したことを後悔しています
本当に真剣に考えないと後悔する
塾講師は評価がきちんとした形で表れないので辞めた方が良いと思います。教室の場所で生徒数が決定してしまうので、生徒が少ない教室は何をやっても集まらないので配属された教室次第という運次第という感じです。
上司の性格やその塾の社風など、自分自身に合っているかどうか確かめてから入社出来れば一番良いと思います。
自分の努力だけではどうにもならない要素が多すぎるのが塾講師の仕事だと思います。生徒の成績UPや志望校合格という、子供の将来の進路の手助けをするという面から見ればやりがいは感じる仕事だと思います。
教室の売り上げと生徒の成績UPがそのまま結びつかないので、すぐに成果を出したいという人には厳しい仕事だと思います。
銀行員から塾講師に転職
大学卒業後は銀行員として働いていました。3年勤続した後転職を決め、全国展開している学習塾に入社しました。
現在は、北海道の塾に配属されており、中学1年生~3年生の数学を担当しています。働き始めて2年経ちます。
大学では履修で教員免許を一応取得していたのですが、学校で勉強以外の業務に不安を感じて就職はしませんでした。
大学卒業後は銀行へ入社し働いておりましたが、もともと銀行員を志望していたわけでは無いのと、銀行業務が自分に合っていなかったため退社を決めました。
教員免許を持っていることを思い出し、学校で勉強を教えることはやりたかったが、他の生活指導や部活動の指導には興味が無かったため資格を生かせずにいたのですが、学習塾で講師として働けば資格を生かせると思い塾講師を目指しました。
転職サイトに載っていた学習塾が、たまたま自分が中学生の時に少しだけ通っていた塾だったため応募しました。
転職の流れとしては、転職サイトにてエントリーし、その後履歴書を郵送、本社から連絡がきて面接と筆記試験を行いました。筆記試験では小中学生レベルのテストや適性試験を行いました。無事採用となりました。
休みはないが朝が弱い人には向いている
主に中学生を対象にしている塾だったので、受験スケジュールに合わせて会社の休みも決まっています。お盆と正月休みはほぼありません。
そのかわりゴールデンウイークだけはしっかりと休みがあります。今までの会社は土日休みで予定が立てやすかったのですが、予定がたてずらいです。
全国展開している学習塾に入社したので全国転勤です。1年で転勤することもあります。突然言われることもあるのですこし困ったこともありました。
また一番の違いは勤務時間です。基本的に夜勤務なので、出勤が午後からで退勤が夜の12時頃になることが多いです。朝弱い人にはぴったりなのではないでしょうか。私は朝起きるのが苦手なので助かりました。
小学6年生や中学3年生の受験に携われるので、一緒に合格を目指しています。
勤務体系とノルマには気を付けて!
不規則な休日と夜の勤務になる塾講師なので、その勤務体系が自分に合っているのかよく考えたほうがいいと思います。
塾講師とはいえ正社員だと、各教室の生徒ノルマがあり1年の大半はノルマ達成にむけての営業活動が仕事の多くを占めるので、本社からの重圧にまけない方、営業も苦じゃない方が向いていると思います。
中学3年生や小学6年生の受験にむけての勉強が主となるので、生徒と一緒に合格という目標に向かって頑張れるのはとても達成感があります。
特に正月を超えて受験本番、合格発表と終えて、生徒や保護者の方から感謝の言葉を貰ったときはこの仕事をしていて良かったと思えました。
転職活動ですが、採用試験の際に学力試験があるので勉強しておいたほうがいいと思います。
民間企業と塾講師のバイトを掛け持ちしている人の本音
続いて民間で働きながら塾講師のバイトをしている社会人の本音です。
保育士から塾講師に転職
以前は放課後等デイサービスで保育士として働いていました。現在は児童発達支援事業所で保育士をしながら副業で塾講師もしながら自己鍛錬してます。
不登校の子供が通う個別指導塾で、高認試験の文系の先生をしています。
学習支援を通して子どもの自己肯定感を育みたいと考えたためです。放課後デイで働く中で、学習遅滞が激しく勉強できないが故に自己肯定感が低い子どもがいました。
学習ができないことが、子どもの低い自己肯定感と関係しているのではと感じ、わかりやすい授業をすることで、子どもの力になりたいと願い兼業で塾講師を目指しました。
弟が通い変化したので恩返しとして働きたいと思い今働く塾に応募しました。
入社試験を受けるにあたり、実際に私が働くことになる塾は子どもの声を聞く力や、わかりやすく指導するスキルが必要で、私自身がかなり勉強(学習指導法、カウンセリングスキル)が必要でした。
また、兼業のため、本職の仕事をしっかり終わらせ定時で帰る必要がありました。
プレッシャーはあるが楽しめている
夜が遅くなります。塾も人相手の職場のため、また授業開始が学校等に比べ遅いので、帰る時間が民間のいわゆる一般企業に比べ遅くなります。
プレッシャーがすごくあります。受験指導の場合受験の合否によって子どもの人生が変わるので試験前は講師自身もすごくプレッシャーを感じます。
その反面・目の前の子どもと向き合えるため、その子の変化や頑張りがすごく励みになります。
そのことの何気ない関わりや、会話がすごく楽しくて、授業が楽しみになることもありました。
またある種受験という結果がわかりやすいものがあるため、受験にうかると講師側もボーナスをもらえたりするのでそれはすごく嬉しいです。
また周りの講師も勉強好きな方が多く楽しいです。
子供との濃密なかかわりを味わえる仕事
私は非常にやりがいのある仕事だと思いました。子どもとこんなに濃密に関われる仕事もそうないと思います。
また学ぶのが好きな人にとっては毎日学びがあるので楽しいです。
その反面夜遅くなること、学びつづける意思がないとやり抜けない仕事量ではあるので大変だし、受験の際のプレッシャーは非常に辛いです。
受験という結果が明確に出るシビアな場面もあるため、子どもにかわいそうなおもいをさせる場面もありそれ自体は非常に悲しいです。
また高所得層がやや多いので、貧困世帯の子供を救いたいと思っている方はなかなか働きづらい環境かもしれません。
でも私は毎日楽しみです。子どもが好きで教えるのが好きな人にはうってつけの仕事だなと感じます。
化学メーカーの社員をしながら塾のバイト
化学会社の正社員をしています。4年生大学を卒業後教員採用試験に失敗して民間企業に勤務。
コロナで去年の5月まで通常勤務でしたが5月の中旬以降在宅勤務になりました。
そのその間に転職サイトに英語の資格や教員免許資格を入力して週一回位大量の求人募集をもらっていました。
教員資格は大学院を卒業するときに中学校と高校の教員免許も取得していたのまた英語も通訳の資格を持っているため外資系の転職サイトにエントリをしていました。
そこから週に1回はたくさんの塾講師の案内が来ていました・・。
履歴書は先にデジタルで作成しておくと何度でも応募が楽です。
私は小学校教諭の免許を一級で取得して既にしているため小学生に全科目を教えることにしました。
民間と塾講師の差について
民間企業と学習塾で感じる者と言うのはとても時間給が下がってしまうと言うデメリットが大変大きかったです。
交通費の支給もなく福利厚生のシステムもないため民間企業社員から塾講師を専業には厳しいです。
健康害する可能性も大きくそうなったときの保証も非常に少なく自分の安定がないと思いました。
また昇給するステップもこれ以上を見込めないため先行きが不安です。
給料が低いと言う事は年金にも反映するので受け取る年金も減ってしまうと言うことになります。
学習塾は夜間の下の行になるため体力も入りますしメンタルバランスなど睡眠の管理など健康管理も難しくなります。
また塾の管理職をされている方は生徒を送迎するバスの安全確認で深夜まで就業されています。
プログラミングの資格は取っておくべき
今はオンラインでたまたま塾講師をしていますがリアルでスやったほうがいいこと資格を複数持っておきプログラミングの資格も持っておくこと。
子供が将来どんどん減っていくために塾のセンター縮小。例えば私のエリアの第一ゼミナール過去市内に3カ所開催をされていました。
しかし今は撤退。小学生では8時間以上のプログラミング教育が実施今回200時間のプログラミングスクール生徒で55時間の履修中。
教員資格も小学校中学校高校と複数持っていると違う学年を教えることが対応できるのでもし教員資格とプログラミングの資格取得お勧めです。
2点目体調管理私はできるだけ夜早く眠り朝早く起きるようにして体調整えていますが学習塾の夜間の授業のコマ数などにより体調管理が難しくなると思います。
気軽にどうぞ♪