今回は塾の経営者向けにSNSを使った集客と拡散戦略についてお話しします。実は今グーグル検索エンジン対策のルールが変わりかなりSEO業界は厳しいことになっています。
その結果、時代はホームページのみの集客からSNSを組み合わせた総合的な集客方法に変わってきてます。
【 過去の反省も含めた実績 2019年9月末→2020年9月末 】
他にも沢山あり、上がったものもあり、ガクンと落ちたものもあります。
個人ドメインは人生初の大幅変動食らいました。
ただ、そうはいってもアクセスはあります。
大体1年間で100万回程度の表示回数になっており、合計では1000万回を超えます。マジです(笑)
ただ、単にたくさんサイト持ってるだけです。
おかげさまでウェブを通じて様々な方と交流が持てました。
塾の外アパレル・料理屋・サロン・スポーツジムなどのお手伝いをしてそれなりに自信があるのですが、店舗型の塾も同じようにSNS集客に失敗している所も多いのではないかと思っております。
塾のSNS集客で重要な2つのポイント
業界的な言葉ではCVというのですが、いくらSNSで拡散されようが、最終的にwebを通じて生徒がどのくらい集まったのか?
それを計算に入れながら運用しなければ無意味です。
例えば塾の講師が「ピコ太郎」のような一発芸をユーチューブで披露し、それが広まっても実際地域に縛りがある店舗型の学習塾では集客にはつながりません。
ちなみにこれは個人塾の話であり、全国展開をするような塾は面白系でも十分効果があります。
子供行きたがりそうですね。でも個人でこういうのはきつい。
ではどんなことに気を付ければいいのか?
- 地域に限定された内容になっているか?
- 保護者や生徒が拡散したくなるものか?
時間コストをかけずに、SNS集客を考えるならこれを徹底的に守る必要があります。
やっぱり仕事しながらウェブ集客も同時にこなすって大変ですから。
SNSの発信内容は地域+αに絞るべき
ブログでもSNSでも初期の段階ではまずは見込み客が来店するだろう地域に絞ったネタにすべきですね。
- 地元の中高の部活の試合結果
- 地元の中高の受験速報
- 地域の図書館や自習室の話題
- 地元のお祭りやイベント
つまり、生徒や保護者が行く場所=見込み客の可能性があるわけで、そこをターゲットにしないと北海道から沖縄まで全然関係ない地域の人を集めてしまうわけです。
オンライン授業ならネタの制限はなし
ちなみに場所を問わないオンライン化を考えるのであれば話は別です。勉強の事ならなんでもOK!!
ユーチューブで授業をやるとかなり集まると思います。一般単元のネタよりも地元の教科書の話題とかが良いでしょうね。
解説動画は著作権には気を付けて欲しいです。
保護者や生徒が拡散したくなるネタであるべき
続いて呟きの拡散の性質についてです。
例えば受験ネタをつぶやく、有益な勉強法をつぶやくというのが本当に拡散につながるかというと必ずしもそうではありません。
アプリマーケティング研究所の呟きで分かるように、ライバルが増えるようなものを敢えて拡散しようという動きは少ないのです。
「いいアプリは友達に教えたくない」勉強アプリの特殊なユーザーニーズ
いい勉強アプリを周りに教えると、みんなの成績が上がってしまうため
いいアプリをつくるだけでは、口コミされるとは限らなかった
そこで、英語アプリmikanは、高校別で団体戦で競う企画を考えたそうhttps://t.co/W8ECwplK0N pic.twitter.com/c5IoRn4d4j
— アプリマーケティング研究所 (@appmarkelabo) September 19, 2020
つまり、「定期テストで良い点を取るコツ」というのをつぶやいても拡散力としてはもう一歩というところでしょう。
一方家庭教師のトライで広がっているのはこういうネタ。
大阪芸大のスタッフでなおかつ海洋堂のスタッフという二足の草鞋を履いている K尾くん
あまりに似ておるのでわざわざクルマを止めて撮影。 pic.twitter.com/DrhyLrNevZ
— 宮脇修一 海洋堂センム (@sennmusann) December 16, 2019
つまり勉強×お笑いです。もともとSNSはエンタメとして利用している人が多く、遊び心を加えた方が拡散力は強いわけです。
ツイッターで塾の集客を簡単にする方法
ではさらに踏み込んでツイッターで塾の集客と拡散を簡単にする方法をお伝えします。
- 塾関連のハッシュタグを集める
- リツイートの多いタグを分析しまねる
- バズったツイートをリツイートする
塾に関係してキーワードはタグって調べる
今はググるから「タグる」の時代へ!ということで速報性のあるネタは検索に上がってこないハッシュタグをつけて調べる人が多く、Tik tok、インスタをはじめツイッターでもこのタグが集客の要となっています。
有名塾はSNSのプロを雇っているのでそこから順番に調べていけば大丈夫です。
まずはSNSの検索ワードを知ることが重要。
人気ツイートの指定方法を覚えで傾向を知る
さらに、「#」の中でも塾に関係して人気となっているツイートを調べます。
- キーワード+min_retweets:+数字・・・リツイート
- キーワード+ min_faves:+数字・・・ファボ(♡/いいね)の数
- キーワード min_replies:+数字・・・他者からの意見の数
この3つを使いこなしましょう。
例えば「学習塾 min_retweets:10 」と調べれば学習塾に関して最低10回以上リツイートされた人気の投稿が分かります。
これを分析して要素取り入れます。
お笑い・アニメ・動物・音楽・うんちく・ちょっと反社会的なことなんかが人気のツイートになっていることに気が付くはずです。
プロはアカウントを複数作る!マーケティングファネルが重要
でさらに踏み込んでSNSの集客をプロ目線で話すと、本気でSNSで数千~数万に拡散したい場合は複数アカウントを作ります
- 塾本社としての情報アカウント
- 生徒目線でのつながりアカウント
- 保護者目線でのつながりアカウント
この3つですね。どうしてもそれぞれに属性が違います。子供同士ではやるツイートが保護者受けするとも限らないですよね?
「塾人生より部活の方がめちゃ重要!今日はサボり決定!!」という呟きは生徒同士では共感を得るかもしれませんが・・これ公式サイトがつぶやいて保護者が見たら大変なことに・・。
反対に保護者のタグである「受験ママ」の呟きは生徒に反感を食らうなど相反する関係にあるものを1つのアカウントには入れません。
主婦層の呟き+受験ママの方に特化した方が集客・拡散力は強いのです。
- 生徒アカウント→塾の公式アカウントのリツイート
- 保護者アカウント→塾の公式アカウントのリツイート
ここまでやっている学習塾は大手はおろか個人塾では皆無なので・・やったら一人勝ちできると思います。
時間がなくても無料のAI自動集客のシステムを使えば簡単
ただ、塾の経営ってただでさえ時間がないじゃないですか?生徒募集のチラシのポスティングに電話対応。無料の説明系に、日々の雑務でSNSなんて一日何回もつぶやけない・・。
かといって予算をかけてプロを雇う予算も足りないのではないでしょうか?
そう言う人にお勧めなのが以下の2つです。これは自分の塾のアカウントに関連「#」を入れておけばいいだけです。
こちらはインスタ専用。・受験ノート・子供の弁当・本日の自習室の様子・などが有効です。地域限定・ターゲット指定・ハッシュタグ自動というのが強み。今はライバル少なくてねらい目!
ユーチューブは最強の集客ツール!本気でやるならおすすめ
今は受験系のユーチューバがたくさん出ているのでライバルは強いですが本気で生徒集めをするのであればかなりおすすめ。
今はコロナでオンライン学習が増えており、生徒向けの補習動画・本日の授業の復習動画を流せば定着率が図れます。
地域限定の私学対策なんかはまだまだ需要あります。
自分の勉強にもなるし一度は見ても良いでしょう。講師に見せても良いですし。そのまま真似をするんじゃなくて例文に地元ネタなんかを入れると差別化できるかと思います。
フェイスブックはインテリ向け!有料広告とAI分析がスゴイ
今塾の集客をFACEBOOKメインでやっている所って減ってきてます。利用者が30代以降の男性が多いってこともありますが、中高生はまず使ってませんから。
ただ、FACEBOOKのAI分析と有料広告は値段が安いです。1週間500円とかありえない数字が出せますので、有料広告の一端として使うことをお勧めします。
こういうのが無料で作れます。FACEBOOKアカウントを持っていれば作るだけなら1分でですよ?やるだけやってみても損はないです。
【まとめ】良い個人塾が大手に負けてつぶれるのはもったいない
私は個人塾から上記のような大手の講師まで経験しました。そして思ったのは大手が必ずしも生徒にとってベストな塾ではないってことです。
もちろん資本の力を活かした分析力はあるにしても、地域密着の個人はそれで強みがある。
ただ、集客方法をちょっと知らないので非常に損をしているな・・・とは思ってます。
今はSNSを使えば限りなく予算をおさえて塾の宣伝が可能です!チラシは人件費もかかりますし、何といってもメンタルが削られる。
まだ、取り入れてない方はこの機会にチャレンジしても良いのではないかと思います!
気軽にどうぞ♪